この海外ドラマは面白い!THE AMERICANS(ジ・アメリカンズ)
このドラマは実際見るまで全く知らなかったドラマで、前情報なしで見たのですが、想像以上の面白さでびっくりしました。実は第76回ゴールデン・グローブ賞作品賞ドラマシリーズ部門を受賞した名作!
スパイドラマの中でも割とシリアスな内容で、アクションはそこまでないですが、話の展開が面白く、手に汗握る物語です。
舞台は冷戦時代、アメリカとソビエトは諜報合戦を繰り広げていた。
アメリカ本土の中に、FBIも存在を知らない『S局』と呼ばれるソビエトKGBの超エリートスパイが潜り込んでいた。フィリップとエリザベスのジェニングス夫妻はそのS局スパイで、完璧な発音で、2人の子供を持ち、アメリカの郊外に平凡なアメリカ人として住んでいる。
そんなジェニングス家のお隣にFBIの防諜部職員が引っ越してくる。
変装、潜入、暗殺、あらゆる手段で極秘ミッションをこなす夫婦とFBIとの戦いが面白い!
海外ドラマ・THE AMERICANS(ジ・アメリカンズ)のここが面白い!
とにかくストーリー展開が読めなくて面白い!
大きなストーリーの流れはKGBスパイのジェニングス夫妻とFBIとの諜報合戦。
ジェニングス夫妻はあらゆる手段を用いて極秘ミッションをこなしていくわけですが、そのスパイ活動が面白い!
スパイとは、政府高官と接触したり、機密情報を盗んだりと、そんなスパイとしての仕事が忠実に描かれており、非常に興味深いです。
時代が冷戦時代なので、テクノロジーは古いですが、手に汗握る展開に見入ってしまいます。
KGB側の物語
今までアメリカで制作されたスパイドラマは、FBIやCIAの優秀なエージェント側の物語がほとんどでしょう。
ところがジ・アメリカンズでは、KGBスパイであるジェニングス夫妻が常に一歩先を行き、KGBスパイの優秀さが秀でています。
ジェニングス夫妻と向かいに引っ越してきたFBI捜査官のスタントは、友人関係になるのですが、その親友にいつバレるのかという緊張感が常に付きまといます。
また、ソ連のシーンとアメリカのシーンとでは光の使い方が異なり、ソ連シーンでは全体的に暗く、冷たい印象を持ちます。アメリカのシーンは明るく、栄えている印象を作ります。
ジェニングス一家としての物語
ジェニングス夫妻はもともとアメリカに潜入するためにKGBによって結ばされた偽装結婚。
アメリカでは旅行代理店を経営し、2人の子供に恵まれ、表面上はごくごく一般的なアメリカンファミリーとして生活しています。
2人の子供は親の本性は全く知らずに育つわけですが、子供と親の関係性も面白い。
表向きの暮らしとスパイとしての裏の顔、成り立っているのが不思議ですが、その全く違う生活が物語にメリハリをつけて飽きさせない。
実は究極のラブストーリー!?
実は主人公のジェニングス夫妻、フィリップ役のマシュー・リスとエリザベス役のケリー・ラッセルは現実でも夫婦で、子供もいるそうです。
ドラマの中では、エリザベスは祖国のためを第一に思い、冷徹で、フィリップのことは仕事相手としてみています。一方、フィリップはアメリカでの生活が長くなるにつれ、エリザベスに愛情を抱くようになり、スパイという仕事に疑問を持つようになる。
2人とも情報を得るために他人と寝たりしているわけですが、エリザベスは仕事と割り切るが、フィリップはエリザベスに後ろめたさみたいな感情を持つようになる。
偽装結婚からスタートした夫婦ですが、フィリップがエリザベスに抱く愛情は最終的にどうなるのでしょうか!?
ジ・アメリカンズが見れる動画配信サービス
ジ・アメリカンズは2020年1月現在、Huluで配信されていますので、騙されたと思って、数話見てみてください。すぐにハマること間違いなし。