漫画『テルマエ・ロマエ』はやっぱり面白い！痛快風呂漫画！
『テルマエ・ロマエ』2012年に主演阿部寛で映画化された、有名作品。書店員が選ぶ漫画大賞2010にも輝き、第14回手塚治虫文化賞短編賞も受賞。
古代ローマ時代の浴場と現代日本の風呂がテーマの痛快コメディ。古代ローマから現代日本のお風呂にタイムスリップしてくる浴場設計技師のリアクションがなんとも面白い。思わず温泉に出かけたくなる、風呂文化の奥深さを知れる名作。
映画版も顔が濃いでおなじみ阿部寛さんが主人公のローマ人を演じるんですから、それだけ想像しても面白いですよね。
『テルマエ・ロマエ』のあらすじ
時は西暦130年代の古代ローマ、ハドアヌス帝時代（実在した皇帝）。
ローマでは浴場が人気を博し、次々に革新的な浴場が誕生していた。この物語の主人公で設計技師で、浴場設計技師のルシウス・モデストゥスは変わりゆく伝統的な浴場に嘆き、昔ながらの伝統的な浴場の建設を提案する。しかし、拒絶され失職してしまう。
そんな中、喧騒的な浴場で気を鎮めようと湯の中に潜るルシウスだったが、排水溝の急流に巻き込まれる！
水中でもがき苦しむ中、水面に出たルシウスは、、、
現代日本の銭湯にだった！
そこで出会う日本人のことをローマ帝国の奴隷と考え、その顔の形状から、『平たい顔族』と認識する。
日本の銭湯にあるおなじみの光景、扇風機、服入れ用のカゴ、映画のポスター、フルーツ牛乳に衝撃を受ける！
フルーツ牛乳を飲みながらも意識が遠のくルシウス。
次に目覚めたのは元いたローマの浴場だった。
どうやら気を失っていて夢だったのだと思った瞬間、、
現実！？
新しい浴場のアイディアを模索していたルシウスは日本の銭湯でのアイテムをそのままローマの浴場に取り入れることにした。
オープンしたルシウスの浴場は人気を博し、無職にまでなってしまったルシウスは今やローマ1の人気設計技師となったのだった。
この後も現代日本と古代ローマを行き来することになるルシウスはどんな日本の風呂文化と出会い、ローマに持ち帰るのか！？
漫画『テルマエ・ロマエ』の面白さ
古代ローマからのタイムスリップ
タイムスリップものの漫画は数多くあれど、古代ローマから現代日本にタイムスリップする設定だけでも珍しいでしょう！さらにテーマがお風呂だなんて、それだけで面白いですよね。
古代ローマってあんまり馴染みがないですが、古代ローマの文化も漫画を通して知れるし、話と話の間にローマの歴史の解説もあり、古代ローマに興味が湧いてきます。
ルシウスのキャラ
『テルマエ・ロマエ』の一番の面白さといえば、間違いなくルシアスのキャラ！
浴場設計士のルシアスは職人気質で真面目な堅物。
そんな彼が現代日本に文化に接する時のリアクションがなんとも面白い！
よくテレビ番組で海外の原住民的な人を日本の家にホームステイさせるような番組がありますが、まさにそんな感じですね。
外人さんの面白リアクションと、改めて日本っていいところなんだなと気づきます。
ルシアスの大げさリアクションが笑えます。
©︎テルマエ・ロマエ
©︎テルマエ・ロマエ
©︎テルマエ・ロマエ
ルシアスの住んでいる古代ローマはローマが大国であり、いわゆる先進国。
そんなルシアスが現代日本に来てその技術の高さに毎回衝撃を受ける。
毎度挫折を味わうも、立ち直りも早く、ローマにその文化を持ち帰るルシアス。
©︎テルマエ・ロマエ
思わず温泉に行きたくなる！
『テルマエ・ロマエ』を通して改めて日本の風呂文化の素晴らしさに気づくことが多いです。
なかなか行けない温泉街にも改めて行きたくなること間違いなし！
ベタな温泉街がいいですね！
漫画『テルマエ・ロマエ』を読む
コメディ調の漫画なので、サクサク読み進められ、全6巻で一気に読むのに読みやすい。絵のタッチもクセがなく、思わず行きたくなる絶妙な温泉や食べ物のタッチ、そしてルシアスのリアクションがよく描けています。
映画『テルマエ・ロマエ』も観る
阿部寛さん主演の映画『テルマエ・ロマエ』もかなり面白い！
だいたい、日本人の阿部寛さんがローマ人を演じるんですから、それだけで笑えますよね！
2020年2月現在、U-NEXTで配信がされております！
