小栗旬主演で2020年映画公開！「罪の声 昭和最大の未解決事件」が面白い！
「罪の声」は、塩田武士原作のサスペンス小説。
今年、小栗旬主演で映画化・公開が予定されている作品です。
その漫画版で、実に面白い構成で描かれている。
「罪の声」は現実に起きた未解決事件、「グリコ・森永事件」に関心を持った塩田が書き上げたサスペンスで、実際の事件に沿っているものの、フィクションである。事件の発生日時や、犯人の脅迫状、報道などは極力史実通りに再現している。
なお、現実の「グリコ・森永事件」は時効が成立したため完全犯罪となり、警察庁広域重要指定事件では初の未解決事件となった。
「罪の声 昭和最大の未解決事件」のあらすじ
主人公・曽根俊也の発見
京都市内で紳士服のテーラーを営む主人公・曽根俊也はある日、父の遺品の中から、たまたま黒革の手帳とカセットテープを見つける。
©︎罪の声 昭和最大の未解決事件
カセットの中身は最初は歌声が入っていてたわいもないものかと思われた。
しかし、途中から子供の頃の俊也の声で、よく分からない内容のものになった。
手帳の方はというと、英語の文章がほとんどで、2ページだけ日本語で「ギンガ」「萬堂」などと書かれていた。
ピンときた俊也はインターネットで世間を震撼させた「ギンガ・萬堂事件」について検索した。
「ギンガ・萬堂事件」とはお菓子メーカー大手の「ギンガ」の社長が誘拐されたことに端を発した、一連の企業脅迫事件のことであった。
犯人は不気味なキツネ目の男が浮上し、遺留品も多く発見されたにもかかわらず結局は未解決となる。
この事件はあの三億円事件と並ぶ戦後最大の未解決事件と言えよう。
©︎罪の声 昭和最大の未解決事件
当時の犯行グループからの身代金の受け渡しに関する音声は女性や子供の声が使われていたといい、インターネット上に音声が残っていた。
俊也が恐る恐る再生ボタンをクリックすると、、、
そう、先ほどのテープの音声が流れる！
犯行に使われていた子供の声は俊也の声だったのである！
果たして、俊也の父親はなぜこのようなものを持っていたのか？！
事件と何か関係があったのか？！
俊也は独自で真相に迫っていく。
一方、海外の別の事件から「ギンガ・萬堂事件」の真相に迫る記者
ギンガ社長誘拐事件が起きる4ヶ月前、海外で世界的ビールメーカーの社長の誘拐事件が起こる。
身代金と引き換えに解放され、後に難なく犯人も逮捕に至る。
そのハイネケン誘拐事件解決後も事件現場付近で探偵紛いに調べていた「東洋人らしい男」がいたという。
デスクはその男がハイネケン事件を参考に「ギンガ・萬堂事件」を起こした犯人と考えた。
大日新聞社の記者・阿久津英士は社からの命令でロンドンへ飛び、その男を探しに行くことになる。
果たしてこの東洋人の男は事件と関係あるのか？！
俊也との接点は。。？
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この漫画の面白さは実際にあった事件をモデルに、その真相に挑むというリアリティでしょう。本格ミステリーと言う観点からもかなり出来のいい作品に思えるので、ミステリー好きも満足の作品でしょう！
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