この漫画が面白い!「信長協奏曲」
現代の高校生、サブローは戦国時代にタイムスリップをしてしまう。そこで自分と瓜二つの本物の織田信長と出会う。当時の信長は病弱で逃げ出したい思いから、サブローに自分と入れ替わり、織田信長として生きていくことを願い出る。反対に本物の信長は、あの明智光秀として生きていくことに。
サブローは勉強が苦手で、織田信長の存在はさすがに知ってはいたものの、詳細な歴史は全く知らなかった。
そんなサブローであったが、桶狭間の戦い、京への上洛、比叡山焼き討ちなど、史実通りの動きを見せ、天下人への階段を駆け上がっていく。
織田信長を衝撃の新解釈で描く痛快歴史コメディー!
この漫画は戦国時代の物語ですが、戦闘シーンはほぼなく、主に人物ドラマを描くものです。
側室の存在などドロドロする要素もなく、子供でも読みやすい内容で、絵のタッチも子供にも受け入れやすいでしょう。
注目は、「本能寺の変」をどう描くのか、物語をどう完結させるか、でしょうね!
小栗旬をサブロー役でドラマ化もされた注目作。
「信長協奏曲」の面白さを徹底考察
信長協奏曲は高校生がタイムスリップして織田信長になってしまう、と言う設定だけでも面白さの期待感が上がる設定ですが、要素としてどんな面白さがあるのでしょうか!?
史実通りの面白さ
現代の高校生が実は織田信長だった、明智光秀が本物の信長だった、などの新解釈はあるものの、基本的には史実通りの進行を見せます。誰でも知っている織田信長ですから、その歴史も知っている方が多いでしょうから、受け入れやすいです。
ですので、当然ですが、歴史好きには面白い作品でしょう!
本能寺の変へ積み上がっていく緊張感、物語完結へ向けての期待感
信長協奏曲では、サブローは勉強ができないため、歴史を全く覚えていません。
本能寺の変が起こることは分かっていますが、誰に殺されるかは覚えていません。
そのため物語が進むにつれ、危機感が増していきます。明智光秀に誰なんだろうと話し合う場面も。
しかし、現在の最新刊19巻までは光秀と信長は良好な関係にあり、これからどのように本能寺の変が起こるのかが最大の見所と言えましょう。
また、タイムスリップしたサブローはそのまま信長として最後まで完結するのか。完結に向けての期待感が高まる作品です。
キャラクターの面白さ
織田家を中心に描かれる信長協奏曲、歴史的人物が多く登場するわけですが、それぞれが面白いキャラ設定になっています。
明智光秀
本物の織田信長で、家臣としてサブローをサポートする、知略家。
羽柴秀吉
本作品では忍びとして描かれており、羽柴兄弟は何を考えているか分からない少し怖い存在。
前田利家
信長を心底慕い、全力で期待に答えようとする。
徳川家康
信長を恩人として同盟を組む。優しくもちょっとエッチなキャラ設定。
足利義昭
打倒信長に燃える最後の将軍。おっちょこちょいで空回りするキャラ。
信長協奏曲を読める電子漫画サイト
2019年12月現在、まだ完結していない作品ですので、一気読みで追いつきましょう!
歴史好きな方、ヒューマンドラマが好きな方、男性にも女性にもオススメの作品です。