2019年この漫画が面白い!キングダム!超おもしろい6つのわけを紐解く!
少し前からかなり話題の漫画、「キングダム」!
映画化もされ、より一層ファンの数が増えたと思います。
何がそれほどまでに人々を魅了し、何で今までにはない斬新な歴史漫画なのかを紐解きたいと思います。
秦の始皇帝の物語
そもそもキングダムは何のお話なのでしょうか?
キングダムは中国の歴史漫画なのですが、今まで中国の歴史漫画で有名なのは、横山光輝作に代表される「三国志」ですよね。
キングダムはその三国志よりも前の王朝、「秦」の成り立ちの物語です。
当時、中国は「秦」「魏」「趙」「楚」「燕」「韓」「斉」の7つの国から成っていました。
言わば、戦国時代で、各国が覇権を習っている状況の中で、「秦」が中国統一に向けて動く物語です。
主人公はその秦国の青年で、大将軍を目指す「信」さん。
そして、その信さんと運命的なつながりを持つ秦国の王様、「嬴政」さん。
この2人の成長とともに秦の覇権が描かれていきます。
つまりは、架空の人物はいますが、基本史実で、登場人物も実在のモデルがいます。
しかし、キングダム最新刊(2019年12月時点)では56巻出ており、その時点ではまだ国は7つ存在しており、秦は他の国をまだ滅ぼしていません。
ペースやばくないですか?w
一体何巻まで出るんでしょうか?w
キングダムが超おもしろい6つのわけを紐解く!キングダムの魅力
物語が失速しない圧倒的な「臨場感」
物語の冒頭からフルスロットルで、次から次へと物語が進み、今まで漫画を読んでてこれほどまでに早く次が読みたい!ハラハラドキドキする!といった漫画はキングダムが初めてかしれません。
物語の冒頭、主人公信さん及びにのちの秦の始皇帝嬴政さんはまだ子供。
嬴政さんの命が狙われる中、それをひょんなことから身を挺して守る信さん、と言うスタートです。
詳しくははしょりますが、嬴政さんが秦を治め、他国との戦争が次々起こります。
戦争の大局だけではなく、個々のバトル、どのシーンをとっても迫力満点です。
その物語の連鎖は読者を飽きさせず、中だるみのようなものが全くありません!
魅力的なキャラクターたち
主人公の信、王様の嬴政、主人公とともに動きを共にする、副官の「羌瘣」と軍師の「河了貂」を中心に物語が展開します。
物語の序盤はこの人たちは皆子供で、その子達が物語の進行と共に成長しているのが実感でき、どんどん魅力が増していきます。
信はもともとは身分のない少年でしたが、秦の大将軍へと成長していく物語でもあります。
主人公の取り巻きだけではなく、秦国のみならず、他国の武将達もかなり魅力的。
自ら先頭に立って何十万の敵兵の中をぶった切りながら進む猛将や、戦局を読み解き、戦略で相手を滅ぼす知将。
そんな将軍たちがゴロゴロいるのがキングダムで、誰もが肩入できる好きなキャラクターができるはず。
個人的には上記画像の「麃公将軍」と「騰将軍」が大好き^^
そして歴史戦国漫画ということもあり、結構重要人物であってもどんどん死んでいきますw
誰がいつどう死んじゃうかも分からないのもハラハラする展開に拍車をかけますよね。
歴史漫画ながら、けっこうファンタジー
キングダムは前述のように、秦の始皇帝が中国を統一していく春秋戦国時代が舞台で、大筋は実際に起こった史実です。
しかしながら、この時代の歴史書は少なく、実は個々のキャラクターについても詳しくは分かっていません。
史実をベースにしてはいるものの、事実が不明な面が多いが故に、作者のオリジナルの解釈や展開をふんだんに盛り込んでます。
正直歴史漫画というよりも「壮大なファンタジー」と言えますね。
バトルだけではない、知略の攻防
キングダムは戦国漫画ですので、あちこちで戦争が起きます。
戦争を展開するうえで、武力だけではなく、当然知略が求められます。
どのように戦争に勝利するか、その戦略が重要になります。
その戦略の攻防が今までの歴史漫画にはない圧倒的なスケール、奥深さ、意外さで進んでいきます。
思ってもいないようなことが突然展開されたりするので、ハラハラ感が半端ないです。
特に今の所、圧倒的に面白いのが「合従軍(秦以外の国の連合軍)」の戦いと、「趙の首都攻め」でしょう。
合従軍は秦以外の6国が一気同時に秦に攻め込むというもの。
普通に考えて、滅亡の大ピンチですよね。
秦の全将軍が出動でそれを防ごうとする戦いで、今の所一番の大戦と言えます。
趙の首都攻めでは、主人公含む秦を代表する将軍たちが、隣国である趙の首都まで圧倒的なスピードで攻め込み一気に趙を滅亡まで追い込むという作戦の戦争です。
しかし、敵国の喉元深くまで補給無しで突き進むため、負ければ一気に多くの将軍と兵を失う大ピンチにもなりかねない一か八かの大作戦。
(2019年12月現在ここが進行中)
この戦いでの秦の総大将「王翦」と趙の総大将「李牧」との知略のせめぎ合いがなんとも面白い!
実は日々のビジネスに役立つ?!ビジネスマン必読のビジネス書なのかも??
当然漫画なので、気楽に純粋に楽しむのはもちろんですが、実は日常のビジネスに役立つヒントが多いのではと思います。
自分の周りでも起業家や管理職など、リーダー的な人がもれなくキングダムを読んでいます。
主人公信さんの下にも様々なタイプの部下がおり、全員一様に信さんの魅力に惹かれ、部下になることを選んでいます。
敵味方、戦争中いろいろなタイプの将軍が登場しており、それぞれがそれぞれの方法で部下を動かし、戦争が展開していきます。
言うまでもなく、現代の会社も組織ですので、リーダーのあり方、組織のあり方など、様々な点で参考になることが多いでしょう。
ぜひビジネスマンには読んでほしい漫画ですね!
圧倒的な画力
漫画の絵のタッチは読者人ぞれぞれ好みはもちろんあると思います。
キングダムも当初けっこうクセがあるタッチだなと思いましたが、物語が進行するごとに、その迫力に圧倒されます。
特に何十万vs何十万の戦いは圧巻。
キングダムの作者「原泰久」さんは実はスラムダンク作者「井上雄彦」先生のアシスタントだったそうです。
大ヒット漫画スラムダンクを身近に感じ、漫画の基本を学べたのも良かったのでしょうね。