この漫画が面白い!「アイアムアヒーロー」
2015年大泉洋を主役に映画化もされた作品です。
主人公・鈴木英雄。冴えない35歳の漫画家。デビュー作は半年で早々に打ち切られ、借金も背負い、アシスタントとして再デビューを目指している。出版社にネームを描いては持ち込むが全く相手にされない日々を繰り返す。
そんな無の日常の中で唯一心の救いが彼女の黒川徹子である。
そんな中、全国的に「嚙みつき事件」が多発し、謎の事件が起こり始める。
英雄自身もタクシーにひかれて、首が折れているのに運転手に噛み付く女性を目撃する。
やがて周囲の人々がゾンビのようになってしまう謎の奇病が蔓延し、噛まれることで感染、自分もゾンビ化してまうというものでした。感染者は「ZQN」と呼ばれ、英雄の近しい人間までもがやられていきます。
この謎の奇病は直す治療薬はできるのか?
人間とZQNとの戦いはどこに向かっていくのか?
英雄の運命はいかに?
壮大なスケールで描かれるSFホラー漫画を読んでみてください。
マンガ大賞2010で4位、マンガ大賞2011で3位と過去の注目作品です。
アイアムアヒーローの面白さを徹底考察
1巻目のインパクトの凄さ
もしも、1巻目面白い選手権があったとしたら、僕は間違いなくこの作品を押します。
それだけのインパトがある作品です。
主人公・英雄がダメ人間なだけに、その生活模様から描き始めるため、スローなスタートに感じますが、いきなりZQNがわんさか現れ、急にパニックに陥ります。
1巻目の鮮烈なインパクトはすごいの一言!
ゾンビの描写の凄さ
作品の中でのZQNの模写が鮮烈で、そのエグさはなかなかのグロさです。
また、特にZQNとの格闘シーンでは、コマからコマへの変化を少なくし、まるで映像を見ているかのような視覚効果を出しています。
なかなかの迫力を演出しています。
パニックの中でのリアルさ
ゾンビ物の漫画や映画などは当然パニック物になるのですが、アイアムアヒーローも同様に基本的にパニック物です。パニックの中で、人々は必死に生きようとするサバイバル作品でもあります。
そのような状況の中で見える人間の汚さみたいなところも垣間見れ、ある意味リアルな人間模様が見え、よく考えられた作品だなぁ、と感心します。
アイアムアヒーローを読める電子漫画サイト
アイアムアヒーロー、筆者としてもなかなかのオススメ作品。完結もしているので、一気読みできる作品です。人々のパニックの向かう先は?ZQNとは一体なんだったのか?その衝撃のエンディングまでお楽しみください!